動物福祉の改革を訴える活動を行なっている。
「作品参加のきっかけは、2年前にEvaが主催したイベントに愛犬家である『オリジナル』の編集長がいらして共鳴してくださったことでした。
日本には動物愛護について目を覆いたくなる現実がある。それを親しみやすい漫画という形で取り上げてもらえるのは本当に素晴らしいことだと思います」(杉本)
ペット市場が拡大を続ける一方で、環境は整っているとはいえない。例えば犬猫の収容・殺処分数は統計上減っているが、実際は何も解決されていないという。
「2013年に改正動物愛護管理法が施行され、無責任な飼育放棄の場合は収容を拒否できるようになったので、数字自体は減りました。しかしこれに含まれない、
生産・流通の過程で死んでいく動物たちも多い。命を商品として扱い、軽視しているところが一番の問題です」(杉本)